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北海道でサーフィンをすること
それは真冬の氷点下のなか、ドライスーツでの入水を数ヶ月間強いられます。
しかも、いつも良い波があるわけではなく、散々走り回った挙句ノーサーフの日もよくある話、
その時できる波で吹雪の中でもサーフィンをする。
それが北海道スタイルであり、北海道のサーファーはそうあるべきだと思っていました。
僕は10代の頃にそんな北海道でサーフィンを始めて、サーフィンに取り憑かれ千葉に移住して、
数十年サーフボードビルダーとして働き、世界中でサーフィンをしてきました。
サーフィンこそが僕の人生でした。
僕にサーフィンを教えてくれた恩師のサーフショップを継ぐために数十年ぶりに北海道での生活を始めたのですが、
厳冬期の過酷さと、気まぐれな日本海の波を目の当たりにして、いつもすぐそばに波がある千葉との
ギャップに、しばらくうまく順応できないでいました。
北海道の冬は波がいつもある訳ではないですが、世界的に見ても最高水準のパウダースノーがあることに気がつき、
波のない日はスノーボードに行くようになり、のめり込みました。
しかし北海道での極上のパウダースノーを味わうのと同時にいつも思っていたことは『サーファーでありたい』
と言うことでした。そんな時に雪板という存在を知って、そのパウダースノーをサーフィンのように滑る雪板に、
サーフィンを始めた頃の感動を覚えました。
『真冬の過酷な海でサーフィンをすることがだけが北海道のサーフィンではない!』
目から鱗が落ちた瞬間でした。
自分の持っているサーフィンの経験と技術を生かした雪板作りをしたいと考えるようになり、試行錯誤の末、
木の合板にサーフボードと同様のガラス繊維と樹脂でラミネートをした、軽量でいて、程よい反発力と強度を兼ね備えたこの雪板、もとい加伊にたどり着きました。
雪山でサーフィンさながらに楽しめるスノーサーフボードとして、波のない日は雪山でサーフィンを楽しんで
もらいたいと考えています。
もちろんサーフィンをやらない人も楽しんでもらいたいですし、サーフィンを始めるキッカケになってくれれば
嬉しく思います。
snowtoys for all surfers!
加伊wood+fiberglass 代表 三浦尚二